すでにのべたように、自己概念は親...

  • 2010/08/28(土) 15:27:16

病気によってこれまでの自尊心(自己尊重)を支えてきたものがくずれることで、患者は自信を失いがちになります。
看護者は患者をりっばな人間として受け入れ、接することで、患者の自尊心を取り戻させるよう努力すべきです。
すでにのべたように、自己概念は親しい人たちの反応によって形作られます。
人は他人の対応の中に自分の姿を見ているのです。つまり、他人は自分を映しだす鏡なのです。
嫌悪されたり目をそむけられたりすると、自分はそれほどまでにみにくくおぞましい者なのかと思ってしまいます。
患者にとって、きわめて重要な存在である看護婦であるあなたは、患者の美しい姿、肯定的な姿を映し出してやらねばならないのです。



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しかもその行動には、所属、従属、...

  • 2010/08/22(日) 21:28:56

ジョンソン理論とは・・・
ドロシー・ジョンソンは、人間の行動のまとまりをシステムとみなしています(ここでは行動が要素になっています)。
システムは、その性格によってさらにサブシステム(下位システム)に細かく分かれます。
つまり、人間の行動にはまとまりがあり、それが健康を維持している。
しかもその行動には、所属、従属、接種、排池、性、攻撃、達成に係わるさまざまなものがあり、それもそれぞれがパターンをもってまとまっているのです。
これがうまくいかなくなった時、看護が手助けするということです。
ジョンソンやオレムは人間の行動のまとまりをシステムとしてとらえています。
アメリカでは、1940年代後半から「行動科学」とよばれる人間行動を研究する科学が起こり、生物学、心理学、社会科学を統合しようという動きがありました。
ジョンソンたちがあくまでも行動の方に固執したのはその影響もあるのかもしれません。



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その結果、看護婦にとってはすでに...

  • 2010/08/14(土) 08:47:46

ところでヘンダーソンの14のニードを見てみると、決してヘンダーソンが生理的な欲求だけをあげているのではないことがわかります。
宗教といった高度な精神的な欲求もあげています。
そこで不思議なのは、宗教のような高度な精神的欲求をあげているにもかかわらず、患者の社会的欲求にあまり触れられていない、せいぜいコミュニケーションをあげるのにとどまっていることです。
これはこのあと取り上げるオレムと比較しても際立った欠落と言ってよいでしょう。
ヘンダーソンの伝記を読むと、どうやらその理由はヘンダーソンの社会学者嫌いにあったようです。
アメリカでは看護が医学とは異なった独自の研究をしようとした時にすり寄ってきたのは社会学者、それも調査屋だったようです。
彼らは看護に自分たちの調査の場(飯の種)を求めて群がり寄ってきたのです。
これまでのいわゆる「医療社会学」というものは医療というものを社会学的に考察するのではなく、おもに医療における人間関係を調査するものでした。
看護を研究する社会学も同じです。
調査屋は看護ではなく、看護における人間関係を調べあげたり、看護婦の業務を調べあげたりします。
その結果、看護婦にとってはすでに周知の人間関係を研究と称して発表したり(例えば、医師との関係に不満が多い看護婦には離職率が高いとか)、看護業務の現状を調べあげて「看護には科学性がない」と断定したりしたわけです。
看護者が知りたいことは、患者に対する社会学的な見方だったり、看護のあるべき姿を考えるうえでの社会学からの助言であるのに、社会学者の関心は医療や看護における人間関係だったのです。
これでは社会学なんかいらないとヘンダーソンが思ったのも無理はありません。
この社会学者いが高じて、社会科学全般に対する懐疑となったようです。
看護が求めている社会学は、「医療社会学」や「看護社会学」といった特殊でマイナーな社会学ではありません。
看護学が必要としている社会学(例えば看護診断などに使われている社会学)はもっと一般的な「社会学」であり、また社会学による人間把握の方法と知識なのです。
なぜなら、看護がまず第一に知りたいのは、今ここにいる、看護しなくてはならない患者という人間をどのように把握するか、そのための手段や理論であって、看護における人間関係などというのは二次的な問題だからです。



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看護学は、医学の病気のとらえ方と...

  • 2010/08/12(木) 16:59:29

ナイチンゲールの看護論にあった、医学とは異なる患者のとらえかたを掘り起こします。
そして、それを枠組みにして、これから扱うさまざまな看護理論家の理論をあらかじめ整理します。
言うまでもないことかもしれませんが、看護学の展開には、やはり近代看護の創始者フローレンス・ナイチンゲールが大きく影を落としています(落としすぎている、という声もあるかもしれませんが・・・)。今日までの看護理論は、すべからくナイチンゲールの看護観を出発点として、それを展開していると見ることができます。
ところで一般に看護のことを知らない人たちは、「看護とは医者の補助である」とかぐらいにしか思っていません。
ですから「看護学は医学の一部、あるいは下請けみたいなもの」と思っている人も多くいます。
しかしナイチンゲールを創始者とする近代看護学の考えは、実はそうした一般的看護観とはかなり異なっています。
看護学は、医学の病気のとらえ方とはかなり異なる、時にはそれと対立するような、病気のとらえ方をする学問なのです。
このことを説明するために、まず近代医学のものの考え方を簡単にまとめ、それと対照させてナイチンゲールの病気に対する考え方を見てみましよう。
そうしてこのナイチンゲールの考え方から、これから取り扱う各看護理論家の理論を整理する枠組みを引き出すことにしましょう。



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特に男性医師の前では、緊張して話...

  • 2010/08/11(水) 02:32:39

女性たちは、メンタルケアが重要と感じている。毎日のストレスを減らし、これまでそっと心の奥底にしまいこんできたトラウマを克服し、小さなコンプレックスの数々を解消し、自分に自信をもって生きていくためのケアを欲しているのではないかと思う。精神科に通っていると思われるのはいやだし、精神科の医師や診療もどういうものかわからないので不安だが、少なくとも、やさしく話を聞いてくれ、心のメンテナンスをしてくれるカウンセラーが欲しいと考えている。2001年晩秋から始めた女性外来は、多くの女性の来院を得て、毎日、目のまわるような忙しさであった。ここでは、科の看板をなくし、受診は総合カウンセリングという自費相談を初回とし、二回目からの保険診療は、産婦人科、内科、精神科、乳腺診断、泌尿器科の女性医師が、それぞれ連携して診療にあたった。メンバーは、女性の生涯健康を目標に、連携して女性を総合的に診ていこうという気持ちをもち、カウンセラー、ソーシャルワーカー、助産師、薬剤師などとチームとして協力体制がとれる専門家たちである。婦人科、産婦人科というところは、日本の女性にとって、格別行きにくいところらしい。「妊娠した人が行くところ」「内診される」「受診を人に知られるのがいや」など、女性たちは受診を極力さけようとする。産婦人科受診は、妊娠出産、あるいは中絶の際に、または性病など恥ずかしい病気にかかってしまった際に、しかたなく受診するものというイメ−ジがある。精神科も同様のしきいの高さがある。「気が変になった人がいくところ」という偏見がある。少なくとも、通院していること、入院歴があることを人に知られたくない科である。そこで、このような科の看板をなくし、「女性外来」としたところ、クライアントにたいへん喜ばれた。実際は、女性外来に受診する女性の愁訴の8割弱は、産婦人科系の訴えである。これは、アメリカでの実態と明らかに異なっている。わが国の女性たちは、やはりまだ「産婦人科」の門はくぐりにくいし、つまらない訴えで受診していいのかどうか迷うことが多いし、医師に対して、性や性器の悩みを相談しにくい。特に男性医師の前では、緊張して話したいことの半分も言えない、と女性たちは口を揃えて訴えた。家族関係や仕事の悩みなど、すっかり混乱し自信を失ってどうしてよいかわからなくなっていて、心理カウンセリングやメンタルな支援を必要としている女性が多い。3割弱は精神科・心療内科受診あるいは心理相談にまわされるが、このうち、精神科疾患をもつ女性は少なかった。また、女性外来受診をきっかけに、甲状腺疾患や高血圧、糖尿病などが発見されたり、内科的精査を必要として内科にまわった女性は2割程度いた。乳がん検診希望者もほぼ同数である。一度も乳がん検診を受けたことがなく、どうやって検診を受けたらよいのかわからないという女性がたいへん多いことがわかった。泌尿器科に関しても同様で、困ってはいても、どこを受診したらよいのかわからずにいた女性が多かった。尿失禁、勝脳炎などで泌尿器科を受診希望した女性も1割程度いた。


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ピルで生命に関わる血栓症をおこす...

  • 2010/08/05(木) 07:11:17

わたしが以前勤めていた脳外科で、脳血栓症の若い女性が入院してきたんです。受け持ちのドクターは、この女性に、「ピルを飲んでいたから脳血栓症になったんだよ、ピルは恐ろしいね」と話していました。「ほんとにピルって恐ろしいですね。」そして、「かわいそうに、彼女のお腹には、赤ちゃんがいたのに」と言う。これは、明らかに、妊娠による血栓症である。ピルは、内服を中止すると、そのホルモン効果はすみやかに失われる。妊娠したときには、もうピルの排卵抑制効果はなくなっているのである。それよりも、妊娠時は、非妊娠時より大量の女性ホルモンが分泌されるので、血栓症をたいへん誘発しやすい。ピルで生命に関わる血栓症をおこす確率は10万人あたり110人であるが、妊娠によるリスクはその3倍である。望まない妊娠を防ぐことと、それをしないで中絶することになったり、あるいはやむなく出産することによる生命リスクの比較を、ぜひしてほしい。


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当初、お話だけ、という約束で来院したのだが、「すぐに楽になれる方法もありますが」と話すと、ぜひにと希望され、その日のうちに、リングペッサリーという、脱部分を押し上げ押さえる処置をすることになった

  • 2010/08/04(水) 11:49:31

女性外来をやってみたら、たくさんの女性たちが来た。初めて病院に来たという70代のAさん。実は、20年ほど前から、何かが下のほうから出てきて困っていたが、恥ずかしくて、誰にも相談できなかったという。「こういうところができて診てくれるのを、ずうっと待っていました」と言って、彼女はやってきた。彼女の困っている症状から、子宮脱であることは、すぐにわかった。わたしは、子宮脱のしくみと治療について説明した。当初、お話だけ、という約束で来院したのだが、「すぐに楽になれる方法もありますが」と話すと、ぜひにと希望され、その日のうちに、リングペッサリーという、脱部分を押し上げ押さえる処置をすることになった。彼女は、晴れ晴れとした様子で帰っていった。また、少し咳が出るということだったので、血液検査と胸部レントゲン写真をオーダーし内科にまわした。後日、内科の医師からの話で、糖尿病と肺結核も見つかったということがわかった。高血圧もコントロールが必要な状態だったという。私たちは、「来てもらって、本当によかったわね」と安堵し、顔を見合わせた。現在、Aさんは、月に一回、内科と婦人科の両科で治療を受けるために、元気そうに通ってくる。


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